お陰さまで、2023年のKIDS PORT Finの運営も無事に終えることができました。
ここ3年ほどは、年末の2日間ほどはお子さまたちと「大そうじ」をすることにしています。
中には「そうじ」が好きなお子様もいますが、ほとんどのお子様にとって
「掃除は、面倒くさい・手が汚くなる」とったネガティブなイメージがあります。
ですが、今年のFinの大掃除はほとんどのお子さまが楽しそうに、
予定の時間を過ぎてもお掃除を続けていました🧹
お子様たちのやる気はどこからくるのか!?
振り返ってまとめてみました。
●「今日の目的」をはっきりさせる!
どんなにお掃除が好きな人でも、「どこから手をつけて良いのか・・・」と膨大な作業量の前ではやる気が
削がれてしまいます。今回の大掃除では、”1日目は、棚・壁” "2日目は、机・椅子・手洗い場"とキレイにするものや目的をはっきりさせることで、子供たちが作業をスタートするのがとてもスムースになりました。


●「ご褒美」より、「感謝」と「”気持ち良い”の共有」
「・・・したら、〜がもらえる」というのはモチベーションの一つですが、
そういった外的モチベーションよりも、内的モチベーションの方が持続&効果が高いということは様々な研究で明らかにされています。
また、「頑張ってるね!」「えらい!」という”褒め言葉”もFinではあまり使わないように
しています。というのも ”褒める”という行為の背景には、
”(立場が)上の人が、下の人に対してすること”という関係性が色濃く出てしまうからです。
(状況によりますし、決して”褒める行為”を否定しているわけではありません)
大そうじの時には、スタッフもできる限りお子様たちと一緒に”汚れているところ”を見つけて
一緒に手を動かし、「きれいになって、気持ちいいね」「キレイなところは、気分がいいね」
と感謝&良い気持ちを共有することで、
お子様たちはより「掃除が楽しく!」なっているようでした。
とはいっても、頑張った後の「何か」があると嬉しいもの。
Finでは、普段よりも少しおやつを豪華にしたり・楽しくおやつを食べられる環境をプラスしたり(映画を観ながら)、ちょっとしたことをしました^^


↑いつも遊んでいる「人形の家」も汚れていることに気づいたお子様。
↗︎「他にキレイにするところはないか?」と探し、エントランスをお掃除するおこさま。
●「やらないこと」を、許容する
たまたま気分が乗らない、今日は疲れている、掃除を普段しないのでどうしても雑巾を触りたくない
。いろいろな理由で大掃除に参加ができないお子様もいました。
ある程度、大掃除を続けていると「リタイア組」が出てきます^^
それぞれ、体調や性格も違うのでそれは仕方ないこと。
「みんなやっているから、やってほしい!」も声かけの一つの方法ではありますが
嫌な気分で無理やり掃除をするのも、微妙ですよね💦
「疲れたなら、少し休んだら?」と声をかけたり(手を動かしているお子様からは「ずるーい」と批判されることもありましたが、本人たちは楽しんでやっていることが多かったので、大きな問題にはなりませんでした)
「拭き掃除が嫌ならば、箱を並び替えたりの整理の仕事をしてみよう」と提案することで
そのお子様は喜んで整理の仕事を引き受けてくれました。

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